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no.2サイクルウェアを着よう
走り方や走る場所、季節によって使い分ける

かわいいおしゃれなウェアが着たいです!

でもサイクルウェアはからだのラインがでるのですごく抵抗があります。

だいじょうぶ!みんな最初は抵抗があるよ。機能性を追求するとどうしてもピッタリフィットになってしまうんだよ。最初は身体のラインがでないカッコウから始めればOK!

【掲載商品について】

ここでは実際の商品を紹介しながら説明していきます。紹介しているウェアは私が実際に使っておすすめできるものしか紹介していません。

女性用に関してはメンズと同じラインナップものを紹介しています。

価格は掲載時より変更になっている場合があります。

no.1最初はピッタリフィットのサイクルウェアが恥ずかしい

ロードバイクのウェアといえば誰もが思い浮かべるのが体にぴったりとフィットしたサイクルジャージとレーサーパンツです。レーサーパンツは通称レーパンと略して呼ばれます。

ツールドフランスなどの中継を見てかっこいいと思う人もいれば本気すぎて抵抗を感じる人もいることでしょう。

サイクルウェアが高い機能性を備えていて快適なことは間違いありませんが、いきなりレーシングウェアで完璧に装備する必要はありません。最初は重ね着やインナーパンツを利用するなどして少しずつ慣れていきましょう。

no.2サイクルウェアの重要性

スポーツや趣味でロードバイクに乗るとしても週末に半日やまる一日乗ることもあるでしょう。

そうすると短くても2時間ぐらい、まる一日走る場合は10時間ぐらい乗ることもあります。

だからこそ、サイクルウェアの重要性が高く、生地素材、フィット感、縫製技術など少しでも快適に走れるようにロードバイクの進化と同じようにサイクルウェアも進歩してきました。

ロードバイクのパーツのひとつぐらいに考えてもらえればと思います。それぐらいロードバイクに乗る上でサイクルウェアの重要性は高いのです。

そのため、どうしても機能性が最優先されてしまいますが最近はロードバイクが普及したこともありおしゃれなウェアもたくさん出てきてます。

少数からオーダーもできるようになってきました。女性用ウェアも充実してきました。

no.3サイクルウェアのメリット

no.1体温調整

標高、速度、運動量などによって、暑くなったり寒くなったりで、走行中に体温はめまぐるしく変わります。

とくにアップダウンを繰り返す山岳コースを走る場合は、のぼりで汗をかいて、濡れたままのウェアで下ることになり、身体を冷してしまいます。

自分でウェアの調整をすることも重要ですが、ウェア自体が速乾性や適度な通気性がある素材であること、ベンチレーションなどの機能が必要とされます。

no.2空気抵抗

身体にフィットする形状のため風でばたつくことがなく、空気抵抗が少なくなります。

服がバタバタするようでは帆を張って走っているようなもので無駄なエネルギーを使ってします。

ゆっくり走っているとあまり気がつきませんが、時速30kmぐらいからは空気抵抗の影響を強く感じるようになります。

サイクルウェアを着ていなくてもできるだけバタつかないフィットした服を着るように心がけましょう。

no.3快適性

no.1股のパッド

レーサーパンツには体重がかかる股の部分にパッドが入っています。

路面からの衝撃を和らげるだけでなく、汗をかいても蒸れないように通気性も考えられています。

男性と女性では骨盤の形状が異なり、男性にとっては尿道圧迫が悩み、女性にとってはデリケートな部分となります。そのため、性別にあったパッドの形状をしたレーサーパンツが用意されています。

no.2動きやすさ

ストレッチ性が高く、動きやすいのが特徴です。

前傾姿勢に対応するため背中側の丈が長くなっています。また、ジャージは袖のずり上がりを防ぐために各袖口にすべり止め加工が施されています。

no.3速乾性(発汗対策)

汗を素早く吸い取り乾燥させる速乾性の高い素材が使われます。綿素材のように汗を吸ってベタついたり重くなってしまったりすることがなく快適に走ることができます。

また、グレードが高いものほど空気の流れを考えて使用素材を細かく使い分けて作られています。

no.4UV対策

ある程度のグレードのウェアになるとUV素材が使われています。

特に日焼けが気になる女性はUV素材の確認は必須です。

no.5積載性

走ることに重点を置くロードバイクでは体への負担を減らすため極力荷物を減らす傾向にあります。その際必要最低限の小物を収納できるバッグポケットが装備されているのもサイクルジャージならではです。

背中の3つのポケットすべてに詰め込むと結構なボリュームの荷物が携行できます。

no.4視認性アップ

視認性を高めるために、夜間走行時に反射する素材を使用していたり、昼間でも目立つようにあえてカラフルな色合いになっているものが多いです。

普段地味な色の服を気ない人には抵抗がありますが、慣れてくればあまり気にならなくなります。むしろ安全性への意識が高まると、あえてカラフルな色を選ぶようになります。

no.4サイクルウェア基本の6点

サイクルウェア基本の6点

  • no.1サイクルジャージ(半袖)
  • no.2レーサーパンツ
  • no.3ヘルメット
  • no.4グローブ
  • no.5ソックス
  • no.6アイウェア(サングラス)

no.1サイクルジャージ(半袖)

夏用の半袖ジャージです。気温の低い時期は重ね着をし、インナー的な使い方もできます。最近は長袖のUVインナーの上に半袖ジャージを着る組み合わせが増えてきています。

no.2レーサーパンツ

通称略して「レーパン」と呼ばれています。

パンツタイプでは腹部の圧迫で苦しいという方にはビブがおすすめです。トイレの際には少し面倒ですが圧迫がない分着心地は良いです。もちろん自転車用のパッド付きのものを選んでください。

厳密には、長さで分類すると、膝上のパンツ、膝下7部丈のスパッツ、足首までのタイツになります。それぞれにビブがあるため全部で6通りあります。自分に合ったものを選びましょう。

女性に限らず日焼けが気になる方は夏場でもロングタイツをはきましょう。

私が夏場に使用しているコンプレッションタイプのサポートタイツです。コールドブラック素材で真夏でも涼しく日焼けしない素材です。

真夏のロングライドにとっては日焼け自体がマイナスです。直射日光による体温の上昇と日焼けによるダメージは体力を奪いロングライドにおおきな影響を与えます。

少し値段は張りますがそれ以上の効果は絵あっれるのでおすすめです。

no.3ヘルメット

最初はスピードを出さないから、安全な場所を走るからヘルメット無しでもだいじょうぶと思っていている方が多いです。いつどこで頭を打つかもしれません。

走り出す前に立ちゴケをする可能性もあります。立ちゴケで頭を打たないとは限りません。

no.4グローブ

グローブに関してはフルシーズン走る場合は3種類必要になります。先ずは夏用の指切りグローブをそろえましょう。ロードバイクの開始時期が気温の低い時期であればフルフィンガータイプからそろえましょう。

たまにバイク用のグローブを使用している方がいますが、ロードバイク用のものは専用設計で快適です。

no.5ソックス

ビンディングシューズを履く方はサイクル用のソックスも必須です。ビンディングシューズを履くのであればシューズを選ぶ前に一組そろえておくとよいでしょう。シューズを履くたびにソックスが変わるとシューズのフィッティングが毎回変わることになります。

no.6アイウェア(サングラス)

アイウェアも必須です。走っていると跳ねた小石や虫などが不意に眼に飛び込んできます。私の場合はアイウェアをしていないと乾燥防止のために涙が出てきて視界が悪くなってしまいます。

こちらも専用のアイウェアをそろえましょう。自転車専用のサングラスは顔との隙間が少なくなるように設計されており風を巻き込まないようになっています。

また、レンズを使用する環境に応じて交換できるものや度入りのレンズが使用できるフラップタイプなどもあります。

見た目に抵抗があっても、メリットを知って、実際に着て体感すればジャージとレーパンは手放せなくなります。

是非、勇気を持ってトライしてみてください。

この基本の6点はロードバイクのパーツと同じ認識で必須だと考えておきましょう。

no.5サイクルウェアの着こなし方(体温調整)

no.1基本の6点をベースに小物で体温調整や日焼け対策をする

no.1体力維持のために体温調整が重要!

春夏秋の3シーズンは基本の6点をベースに追加で着込んだり小物を追加する形で調体温の調整をします。

体温は上がりすぎても冷えすぎても体力を消耗します。外気温だけでなく運動量によっても体温は変化するので、小まめな調整をすることが重要です。

平地では真夏でも、山頂付近は10度以上低いこともあります。

no.2UV対応商品で日焼け対策もおこなう

日焼けが気になる方は日焼け対策もかねてウェア・小物を選ぶようにしましょう。

最近のサイクルウェアやウェア小物はUV対策が進んでいます。

no.2恥ずかしい方は重ね着!

ピッタリフィットに抵抗がある方は慣れるまで重ね着やサイクルスカートなどで対策をしましょう。

no.2おすすめのウェア類・ウェア小物

以下、おすすめのウェア類・ウェア小物を紹介しています。自分に必要なものをそろえるようにして下さい。

no.1ウィンドブレーカー

夏場でも持参したいのがウィンドブレーカーです。ロングライドをする場合やワン学コースを走る場合は必須です。コンパクトに収納してサドルバックやジャージのポケットに入れて携行しておきましょう。

市街地や平地しか走ったことがない方には必要性は感じられないかもしれません。しかし、気温差の大きい季節の変わり目は日中の気温と朝晩で気温差が10度になることもあります。

また山岳コースを走る場合は、峠の上りで汗をかき下りで身体を冷やすということになります。峠でウィンドブレーカを着て峠を下るようにしましょう。

no.2フルフィンガーグローブ

UVフルフィンガーグローブ
ウィンターグローブ

夏用はUV対策用のフルフィンガー、秋冬用のフルフィンガー、冬季もしくは厳冬期のフルフィンガーとフルフィンガーグローブでも大きく3種類あります。

日焼けが気になる方は指切りグローブを買わずに夏場でもUV対策用のフルフィンガーにしましょう。

グローブは基本的に重ね着できないので、通年乗るなら3種類必要になります。

no.3長袖インナー

かつては日焼けが気になる人は半袖ジャージとレーサーパンツにUV対策のアームカバーやレッグカバーをつけるのが普通でした。最近は夏物の半袖ジャージの下にこの長袖のインナーを着るというスタイルが増えてきています。

私自身も日焼け止めを塗るのもアームカバーやレッグカバーをつけるのも嫌で、これまで夏物の長袖ジャージに夏物のタイツをはいていました。しかし最近は長袖インナーに半袖ジャージの組み合わせを使用しています。

no.4アームカバー・レッグカバー

付け外しをするだけで簡単に体温調整ができる優れものです。気温の変化に応じて装着するのは基本的にアームカバー、レッグカバーの順になります。

UV対策用と防寒用の2種類あるので用途に応じた物を買いましょう。

私の場合は、付け外しが面倒なのと、汗をかいてはずしたあとは余分な荷物になるので使用していません。

女性にはボレロタイプもあります。

no.5インナーキャップ・サイクルキャップ

インナーキャップ
サイクルキャップ

ヘルメットの下にかぶるものです。人によっては何もかぶらず直接ヘルメットをかぶる人もいます。

サイクルキャップをヘルメットの下にかぶる方もいますが、通常のサイクルキャップは通気性が悪くあまりおすすめしません。

首の後ろまでかくれるバンダナタイプのインナーキャップがおすすめです。

特に夏場は汗止めの役割や首の後ろの日焼けを防止したり熱中症を予防する効果が高いのでおすすめです。

no.6フェイスカバー

夏季は日焼けと汗による化粧崩れが気になるためフェイカバーを使用する女性が多いです。

日焼けと化粧崩れはロードバイクが女性に人気がない理由でもあります。

アームカバーなどと同様、UV対策用と防寒用の2種類あるので購入する際はよく確認してください。

no.7サイクリングスカート

レーパンの上に着るサイクリング用の巻きスカートですが、普通のスカートでも代用できます。ただし、ペダリングの邪魔にならない素材や長さがよいでしょう。

ランスカとよばれるランニング用のスカートなどを使っている人も多いです。

no.8インナーパンツ

レーパンはどうしても無理という方はこのインナーパンツから始めましょう。速乾素材のパンツに自転車用のパッドが付いたものです。

これをはけばいつもと変わらない格好で股の痛みから少しは開放されます。

no.6冬季は専用ウェアを着る

冬場に活躍するのがウィンターシーズン用の長袖ジャージやロングタイツです。夏物の長袖ジャージやタイツとは異なり、裏地が起毛になっていて暖かいです。

冬物は保温性も重要ですが、体温が上昇しても汗をかいて蒸れるとすぐに体温が低下してしまいます。

そのため、前面は防風性を高め、背面は蒸れないように通気性を確保して作られています。

国内サイクルウェアメーカーのパールイズミは、ウェアの適性温度を、0℃、5℃、15℃と5℃刻みでラインナップしています。

no.1シューズカバー・トゥカバー

サイクルシューズは基本的に冬季の使用を前提に作られていません。そのため、シューズカバーをかけないと足先だけが極度に寒くなります。

厳冬期以外はトゥカーバーを使用します。着脱も簡単で多少の雨ならレインカバー替わりもなります。身体は濡れても併記ですが、靴下まで濡れるとテンション下がりますからこれで防げます。

no.2ネックウォーマー

マフラーと同じ効果で首を保温するだけで体感温度は上がります。ただし、暑くなってきたときには一番にはずす小物で荷物になります。そのため私の場合は厳冬期のみの使用です。

no.3イヤーウォーマー

耳が弱くてすぐに切れてしまう私にとってはこれも冬季の必需品です。ネックウォーマーと同じく厳冬期のみ使用です。

防寒アイテムも含め冬物ウェアを一通りそろえると夏物の約2倍から3倍の金額になります。ロードバイクを始めた初年度は冬物ウェアまで手が回らない人が多いです。

厳冬期はオフシーズンという方もいますので必要であれば冬物ウェアをそろえましょう。

女子は、身体のラインも気になるうえに、日焼け、汗、化粧崩れと大変です!

実際に風を切って走るのは爽快なのですが・・・

まさしくロードバイクが女性に人気がない理由ですね。

たくさんの方にママチャリとは違う爽快さを知ってもらいたいです。