アンカーは初めて聞くかもしれませんが、親会社のブリヂストンなら聞いたことがあるでしょう。
タイヤメーカーですよね?
実は昔ブリヂストンのママチャリに乗ってました。
そのブリヂストンサイクルが作っているスポーツバイクブランドが「ANCHOR」です。
日本のメーカーなので日本人に合わせた設計やもの作りが特徴です。
特筆すべきはに身長150cm以下の方でも乗れる小さいフレームサイズがあります。
モデル | RL6D 105 MODEL / RL6D FRAME |
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フレームサイズ | 420-450-480-510-540mm |
フレーム | PROFORMAT, ALUMINIUM A6061, インテグラルヘッド, フラットマウントディスクブレーキ, 142×12mm, スルーアクスル, マウント厚さ15mm |
フロントフォーク | CARBON MONOCOQUE, カーボンコラム, クラウンレース一体成型, ベンド形状, スーパーオーバーサイズ, フラットマウントディスクブレーキ, 100×12mm, スルーアクスル |
ヘッド小物 | TANGE IS228LT ダイレクトインタイプ 上:1-1/8 下:1-1/4 |
シートピン | φ31.8 バンド式 |
ハンドルバー | ANCHOR-NITTO M101F φ31.8 420mm:380W / 450-510mm:400W / 540mm:420W ※芯幅 |
ハンドルステム | ANCHOR ALUMINIUM 420mm:80L / 450-480mm:90L / 510mm:100L / 540mm:110L |
サドル | SELLE ITALIA X1 BLACK |
シートポスト | ANCHOR Aluminium φ27.2X300L |
タイヤ | BRIDGESTONE EXTENZA RR-2X 700×28C |
ホイール | SHIMANO WH-RS171 |
フロントディレーラー | SHIMANO 105 FD-R7000 BLACK 直付けタイプ SM-AD91(φ31.8 アダプター) |
リアディレーラー | SHIMANO 105 RD-R7000-GS BLACK |
スプロケット | SHIMANO 105 CS-R7000 11S 11-30T |
ギアクランク | SHIMANO 105 FC-R7000 BLACK 50-34T 420-450mm:165L / 480-510mm:170L /540mm:172.5L |
ボトムブラケット | SHIMANO SM-BBR60 68W |
チェーン | SHIMANO CN-HG601-11 |
ペダル | なし |
ブレーキキャリパー | SHIMANO 105 BR-R7070 油圧ディスクブレーキ+SM-RT70 F:φ160/R:φ140 センターロック |
ブレーキレバー | SHIMANO 105 ST-R7020 BLACK |
付属品 | LEDランプ, ベル, リフレクター, マニュアルバッグ |
フレーム重量 | フレームセット2,010g(480mm) |
完成車重量 | 9.3kg(480mm)ペダルなし |
「カーボンフレーム+105」でおすすめです。
できれば「RL8D」をおすすめしたいところですが、いきなり35万円は厳しいと思うのでこちらをおすすめします。
初心者はアルミで十分という方もおられますが、ロードバイクの軽快さを実感して頂けるのはカーボンの方が上です。
予算があるならカーボンフレームをおすすめします。
モデル | RL8D 105 MODEL |
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フレームサイズ | 390-420-450-480-510-540mm |
フレーム | PROFORMAT 3 PIECES CARBONインテグラルヘッド, フラットマウントディスクブレーキ, 142×12mm, スルーアクスル, マウント厚さ25mm |
フロントフォーク | CARBON MONOCOQUE, カーボンコラム, クラウンレース一体成型, ベンド形状, スーパーオーバーサイズ, フラットマウントディスクブレーキ, 100×12mm, スルーアクスル |
ヘッド小物 | TANGE IS228LT ダイレクトインタイプ 上:1-1/8 下:1-1/4 |
シートピン | φ31.8 バンド式 |
ハンドルバー | ANCHOR-NITTO M102FV φ31.8 390mm:360W ANCHOR-NITTO M101S φ31.8 420mm:380W / 450-510mm:400W / 540mm:420W ※芯幅 |
ハンドルステム | ANCHOR ALUMINIUM 390mm:70L / 420mm:80L / 450-480mm:90L / 510mm:100L / 540mm:110L |
サドル | SELLE ITALIA X1 BLACK |
シートポスト | ANCHOR ALUMINIUM φ27.2×300L |
タイヤ | BRIDGESTONE EXTENZA RR2X 700×28C |
ホイール | MAVIC AKSIUM DISC |
フロントディレーラー | SHIMANO 105 FD-R7000 BLACK 直付けタイプ |
リアディレーラー | SHIMANO 105 RD-R7000-GS BLACK |
スプロケット | SHIMANO 105 CS-R7000 11S 11-30T |
ギアクランク | SHIMANO 105 FC-R7000 BLACK 50-34T 390-450mm:165L / 480-510mm:170L / 540mm:172.5L |
ボトムブラケット | SHIMANO SM-BBR60 68W |
チェーン | SHIMANO CN-HG601-11 |
ペダル | なし |
ブレーキキャリパー | SHIMANO 105 BR-R7070 油圧ディスクブレーキ+SM-RT70 F:φ160 / R:φ140 センターロック |
ブレーキレバー | SHIMANO 105 ST-R7020 BLACK |
付属品 | LEDランプ, ベル, リフレクター, マニュアルバッグ |
フレーム重量 | フレームセット1,570g(480mm) |
完成車重量 | 8.6kg(480mm)ペダルなし |
この金額まで出せる方はこちらをおすすめします。
「RL6D 105 MODEL」に比べて約10万円の差がありますが、初心者がロードバイクを自分で選ぶための基礎知識で学んだ知識で何処に差があるかチェックしてみてください。
モデル | RS8 FRAME |
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フレームサイズ | 430-460-490-520-550mm |
フレーム | PROFORMAT 3PIECES CARBON インテグラルヘッド Pressfit BB |
フロントフォーク | HM-CARBON MONOCOQUE, カーボンコラム, クラウンレース一体成型, ストレート形状, スーパーオーバーサイズ |
ヘッド小物 | TANGE IS228LT ダイレクトインタイプ 上:1-1/8 下:1-1/4 |
シートピン | φ34.9 バンド式 |
付属品 | マニュアルバッグ |
フレーム重量 | フレームセット1,620g(490mm) |
画像は完成車ですがこちらはフレームセットなので「フレーム」と「フレームの付属品のみ」の価格です。
今、もし30万円程度で完成車を組むように頼まれればこちらのフレームと105で組みます。
国内メーカーで海外通販に比べればサポートも万全なのでも自分で組もうという方にはおすすめです。
ラインナップは、フレーム素材と適性によって分けられています。
下の表は、モデル名が表すフレーム素材と適性を分類したものです。モデル名の最初の文字はロードバイク(レーシングライン)の「R」、2文字目はロード向け型番「P」またはロングライド向け(アクティブライン)の型番の「L」の文字が入っています。
RS8は旧上位モデルRS9の普及モデル(フレームセット・ノンディスクブレーキ)になります。
レース向け | ロングライド向け | |
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カーボン | RP9、RP8、RS8 | RL8 |
アルミ | RS6 | RL6、RL3 |
クロモリ | RNC7、RNC3 |
本格的にロードバイクを始めたいという初心者の方には、R8もしくはR6をおすすめします。違いはフレームの素材がカーボンかアルミかという点です。
カーボンフレームの R9,R8シリーズ、アルミフレームの R6,R3 シリーズ、クロモリフレームの RNC シリーズでしたが、クロモリフレームは終了しました。
以前はRMZというフレームの剛性とジオメトリーをオーダーできるレーシングフレームがあったのですが現在はなくなっています。
初心者には乗り心地がソフトなロングライド向けの「L」を進める方もおられますが、乗り慣れて身体ができてくればクイックな反応で伝達ロスの少ない「P」の方が乗りやすくなります。そのため私は「P」をおすすめします。
以前は完成車のラインナップと同じフレームを単体で販売していましたが今は「RS8」だけです。
海外ブランドに比べるとリーズナブルなので、自分でロードバイクを組み立てようという方にはアンカーのフレームセットは選択肢になります。
レース向け | モデル | 価格 |
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カーボン | RS8 | ¥209,000(税抜) |
国内最大の自転車メーカーであるブリヂストンサイクルが展開するレーシングバイクブランドがANCHOR(アンカー)です。
ブリヂストン(BRIDGESTONE)は自転車メーカーというよりは世界最大のタイヤメーカーとして世界的に認知されています。
ANCHORはその世界的なタイヤメーカーのスポーツ自転車ブランドということで日本では知名度は高いですが、海外ではあまり知られていないのが事実です。
簡単な略歴は以下の通りで、ANCHORと名称を掲げて本格的にスポーツサイクルに取り組みだしたのは1998年です。
ブリヂストンの名車ロードマンが1999年で販売を終了しているのでブリヂストンサイクルとしてのスポーツサイクルへの取り組みへの決意の表れとも感じられます。
ブリヂストンはクルマのタイヤをはじめとした日本のゴムメーカーですが不採算事業の一部を子会社化して中国企業へ事業売却した過去があります。
将来的に子会社であるブリヂストンサイクルも同じようなことにならなければよいなと思っています。
かずあるロードバイクメーカーのなかからANCHORをおすすめする理由について説明します。
ツール・ド・フランスなどのグランツールとよばれるの世界のトップレースにはロードバイクを提供をしていませんが、2008年よりワークスチームを運営しており、国内のロードレースに参加し、ノウハウを自社商品フィードバックさせています。
2018年からはチーム名にアンカーの名前がなくなり「ブリヂストン サイクリング」にチーム名が変更になっています。
また車体にも「anchor」ではなく「BRIDGESTONE」のロゴが入るようになってきています。
日本の自転車メーカーであり日本のマーケットを対象としてきたため、日本人の体型に合ったフレームジオメトリーと豊富なサイズ展開が売りです。
女性の体格に合わせた女性専用設計のフレームを採用しています。
ロードバイクに乗りたくてもサイズがなくて始められないと悩んでいる小柄な女性用でもANCHORなら見つかります。
また身体に触れる部分にも配慮し、サドルなどのパーツも女性専用パーツが採用されています。
フレームサイズは390からラインナップされており、適応身長145cm~のラインナップとなっています。
一部のモデル(RL8D)に390のサイズが設定されています。
資料によると適応身長は145cm~156cmで男女共の11~12歳の平均身長になります。小学6年生ぐらいからロードバイクに乗せることが可能です。
本格的なロードバイクに乗って親子サイクリングが実現可能です。
もちろん女性専用モデルがなくなった受け皿としても対応できます。
フレームの素材からコンポーネントや組み立てパーツまで豊富な選択肢があることが売りです。
組み立てパーツに関しては複数の選択肢が用意されており、乗り方や予算に応じて選択できるようになっています。
その一部を確認しておきましょう。
フレームサイズはカーボン・アルミは30mmごとにサイズ展開し、女性用モデルや一部の男性用モデルには390mmの小さなサイズからラインナップしています。
クロモリフレームのネオコット(RNCシリーズ)に関しては需要の多い510mm~550mmに関しては10mm刻みでサイズを指定できます。それ以外のサイズは20mm刻みです。
ハンドル幅は芯幅380mm~420mmの間で20mm刻みでラインナップしています。3サイズから選べるようになっています。
ホイールはモデルによって異なるホイール3種類から選べるようになっています。
ノーマルクランクorコンパクトクランク(モデルによってはシクロクロスクランク)や、スプロケットも3種類から選択できるようになっています。
4つのカラースタイルがありモデルによって選べるカラースタイルが異なります。
モデルやカラースタイルにより異なりますが、30種類以上のカラーと3種類の表面仕上げから選ぶことができます。
残念ながらセミオーダー的な注文方法や豊富なカラー選択はなくなってしまいました。
時代の潮流なので仕方ありませんが、その分価格の上昇は抑えられていると思われます。
海外ブランドに思い入れやこだわりがなければ、コスパだけを考えても十分お得なのでおすすめできます。
カラーが減ってしまったのは残念ですがモデルによっては390mmのサイズはあるのはうれしいです。私にちょうどのサイズです。
ANCHORは日本のメーカーで日本人向けの製品で安心ですね。