アンカーは初めて聞くかもしれませんが、ブリヂストンなら聞いたことがあるでしょう。
タイヤメーカーですよね?
実は昔ブリヂストンのママチャリに乗ってました。
そのブリヂストンが作っているスポーツバイクブランドが「ANCHOR」です。
日本のメーカーなので日本人に合わせた設計やもの作りが特徴です。
特に女性専用モデルや身長150cm以下の方でも乗れる小さいサイズがあります。
さきに予算別におすすめのモデルを2つ紹介します。
「カーボンフレーム+105」でおすすめです。
ロングライド向けの「RL8」シリーズもありますが、あえて初心者の方にはレースモデルの方を進めています。
理由は、最初からロングライドをする方はいません(できません)。むしろロードバイクの軽快さやペダルをふんで加速するダイレクトな感覚を最初に感じて欲しいからです。
また、初心者はアルミで十分という方もおられます。しかし、ロードバイクの軽快さを実感して頂けるのはカーボンの方が上です。
もう少し予算があるなら、アルテグラの「RS8 ULTEGRA MODEL ¥335,000-」にするか、or、ホイールのアップグレードを選択するか、になります。
ロードバイクの予算を20万円におさえたいという方や、あらかじめホイールのアップグレードを考えている方は「アルミフレーム+105」のこちらのモデルがおすすめです。
ラインナップは、フレーム素材と適性によって分けられています。
下の表は、モデル名が表すフレーム素材と適性を分類したものです。モデル名の最初の文字はロードバイクの「R」、2文字目はレース向けの「S」またはロングライド向けの「L」の文字が入っています。
レース向け | ロングライド向け | |
---|---|---|
カーボン | RS9、RS8 | RL9、RL8 |
アルミ | RS6 | RL6、RL3 |
クロモリ | RNC7、RNC3 |
本格的にロードバイクを始めたいという初心者の方には、R8もしくはR6をおすすめします。違いはフレームの素材がカーボンかアルミかという点です。
カーボンフレームの R9,R8シリーズ、アルミフレームの R6,R3 シリーズ、クロモリフレームの RNC シリーズです。
以前はRMZというフレームの剛性とジオメトリーをオーダーできるレーシングフレームがあったのですが現在はなくなっています。
初心者には乗り心地がソフトなロングライド向けの「L」を進める方もおられますが、乗り慣れて身体ができてくればクイックな反応でロスの少ない「S」の方が乗りやすくなります。そのため私は「S」をおすすめします。
ANCHOR(アンカー)は完成車のラインナップと同じフレームを単体で販売しています。
基本的にオーダーになりますが価格もリーズナブルなので、自分でロードバイクを組み立てようという方にはアンカーのフレームセットは選択肢になります。
レース向け | モデル | 価格 |
---|---|---|
カーボン | RS9 | ¥370,000(税抜) |
RS8 | ¥180,000(税抜) | |
アルミ | RS6 | ¥95,000(税抜) |
ロングライド向け | モデル | 価格 |
カーボン | RL9 | ¥225,000(税抜) |
RL8 | ¥180,000(税抜) | |
アルミ | RL8 | ¥90,000(税抜) |
クロモリ | RNC7 | ¥180,000(税抜) |
RNC3 | ¥105,000(税抜) |
国内最大の自転車メーカーであるブリヂストンサイクルが展開するレーシングバイクブランドがANCHOR(アンカー) です。
ブリジストン(BRIDGESTONE)は自転車メーカーというよりは世界最大のタイヤメーカーとして世界的に認知されています。
ANCHORはその世界的なタイヤメーカーのスポーツ自転車ブランドということで日本では知名度は高いですが、海外ではほとんど知られていないのが事実です。
簡単な略歴は以下の通りで、ANCHORと名称を掲げて本格的にスポーツサイクルに取り組みだしたのは1998年です。
ブリジストンの名車ロードマンが1999年で販売を終了しているのでブリジストンサイクルとしてのスポーツサイクルへの取り組みへの決意の表れとも感じられます。
かずあるロードバイクメーカーのなかからANCHORをおすすめする理由について説明します。
ツール・ド・フランスなどのグランツールとよばれるの世界のトップレースにはロードバイクを提供をしていません。
しかし、2008年よりワークスチームを運営しており、国内のロードレースに参加し、ノウハウを自社商品フィードバックさせています。
2018年からはアンカーの名前がなくなり「ブリヂストン サイクリング」にチーム名が変更になっています。
日本の自転車メーカーであり日本のマーケットを対象としてきたため、日本人の体型に合ったフレームジオメトリーと豊富なサイズ展開が売りです。
女性の体格に合わせた女性専用設計のフレームを採用しています。
ロードバイクに乗りたくてもサイズがなくて始められないと悩んでいる小柄な女性用でもANCHORなら見つかります。
また身体に触れる部分にも配慮し、サドルなどのパーツも女性専用パーツが採用されています。
フレームサイズは390からラインナップされており、適応身長145cm~のラインナップとなっています。
メンスモデルにおいても一部のモデルに390のサイズが設定されています。
145cmというと男の子の11歳の平均身長なので、小学5年生ぐらいからロードバイクに乗せることが可能です。
本格的なロードバイクに乗って親子サイクリングが実現可能です。
フレームの素材からコンポーネントや組み立てパーツまで豊富な選択肢があることが売りです。
組み立てパーツに関しては複数の選択肢が用意されており、乗り方や予算に応じて選択できるようになっています。
その一部を確認しておきましょう。
フレームサイズはカーボン・アルミは30mmごとにサイズ展開し、女性用モデルや一部の男性用モデルには390mmの小さなサイズからラインナップしています。
クロモリフレームのネオコット(RNCシリーズ)に関しては需要の多い510mm~550mmに関しては10mm刻みでサイズを指定できます。それ以外のサイズは20mm刻みです。
ハンドル幅は芯幅380mm~420mmの間で20mm刻みでラインナップしています。3サイズから選べるようになっています。
ホイールはモデルによって異なるホイール3種類から選べるようになっています。
ノーマルクランクorコンパクトクランク(モデルによってはシクロクロスクランク)や、スプロケットも3種類から選択できるようになっています。
4つのカラースタイルがありモデルによって選べるカラースタイルが異なります。
モデルやカラースタイルにより異なりますが、30種類以上のカラーと3種類の表面仕上げから選ぶことができます。
また、「COLOR LAB」 ではフレームだけでなく車体全体のカラーリングシミュレーションができます。
淡い緑色のチェレステカラーが女性に人気のBIANCHI(ビアンキ)です。
意外と知らない人が多いのですが、BIANCHI(ビアンキ)はイタリアの老舗ブランドなんですよ。
直営店のビアンキストアがあったり、エントリーからミドルグレードのラインナップが多いところが初心者におすすめ理由です。
GIANT(ジャイアント)はもともとフレームの下請け会社でオリジナルの自転車は作っていなかったんだよ。
いまでは自転車業界を牽引する一大メーカーです。
女性用の「Liv」でも名称は変わりますが同じラインナップになっています。