淡い緑色のチェレステカラーが女性に人気のBIANCHI(ビアンキ)です。
意外と知らない人が多いのですが、BIANCHI(ビアンキ)はイタリアの老舗ブランドなんですよ。
直営店のビアンキストアがあったり、エントリーからミドルグレードのラインナップが多いところが初心者におすすめの理由です。
残念なのは女性向けの小さいサイズの展開がないことです。
せっかくかわいい色なのに私に乗れるサイズがないなんて残念!
ビアンキさん、女性向けのスモールサイズを出してくれないかなぁ
【追記】新しい「VIA NIRONE 7」にだけ41サイズがラインナップされていますね。
さきに予算別におすすめのモデルを4つ紹介します。
2021年のモデルはディスクブレーキ仕様がすでに半分以上という状況になってきました。
個人的には初心者の方にはキャリパーブレーキ仕様をおすすめしています。
理由は、パニックブレーキでジャックナイフしやすいことと着脱時やトラブル時の対応が初心者には難しい面があるからです。
ディスクブレーキはある意味メンテナンスフリーという側面もあるのでわかってしまえば楽です。
自分でディスクブレーキの仕組みを勉強してトラブル対処やメンテナンスができるようになるぞ!という方はディスクブレーキのモデルをどうぞ。
スペックと価格を考えるとBIANCHIではこのモデルがイチ押しです。
クランクとBBは普及版で105ではありませんが入門用としては問題ないでしょう。
「ARIA」や「OLTRE XRシリーズ」のようなエアロフレームが苦手という方にオールラウンドタイプのスッキリとしたフレームでおすすめです。
アルミフレームの105仕様です。フロントフォークとシートステーはケブラー繊維を織り込んだカーボン製です。
フレーム以外の仕様は「SPRINT」とほぼ同じです。
学生さんなど予算をおさえたい方やウェアやアイテムなどに資金をまわしたい方におすすめです。
少し予算があってエアロフレームが好みという方にはARIAがおすすめです。
2021年モデルは105のディスク仕様のみの取り扱いとなっています。
仕様がひつだけとは、なんとなくそのうち無くなるような気がしないでもない。
本格的にロードバイクを始めるつもりの方やブルベなどのロングライドを視野に入れている方にはCountervail®(カウンターヴェイル)のモデルをおすすめします。
初心者の方には違いを感じるのは難しいかもしれませんが、振動除去効果の恩恵は乗れば乗るほどあらわれます。
Countervail®(カウンターヴェイル)については、この後の「5.BIANCHI(ビアンキ)の技術」で説明しています。
入門用の最初の一台としては少し値が張りますが、予算の許す方はこれを選んでおけば間違いなです。
プロレースに実戦投入されてきたXR4の下位グレードの「OLTRE XR3 105 DISC¥388,000」もいまのところ残っています。
ラインナップはエントリーモデルからミドルモデルの選択肢が多いのが特徴です。またほぼすべてのモデルでフレームセットが販売されています。自分で組み立てようという方にも満足できる内容となっています。
モデル名 | 内容 | シマノグレード |
---|---|---|
SPECIALISSIMA | オールラウンダー CV | DURA ACE・ULTEGRA 各仕様 |
OLTRE XR4 | エアロ CV | |
OLTRE XR3 | エアロ CV | DURA ACE・ULTEGRA 各仕様 |
SPRINT | カーボン | ULTEGRA・105 各仕様 |
ARIA | エアロ カーボン | 105 DISC |
トップグレードの「SPECIALISSIMA」や「OLTRE XR4」はレース提供されている器材です。
予算的にもそれより下のグレードで選ぶことになりますが「OLTRE XR3」は、Countervail®(カウンターヴェイル)フレームを採用しています。
最近はARIAのようにミドルグレードまで空気抵抗の少ないエアロ形状のフレームを採用するものがでてきました。
モデル名 | 内容 | シマノグレード |
---|---|---|
INFINITO CV | オールラウンダー カーボン | ULTEGRA Di2 DISC、ULTEGRA DISC |
INFINITO XE | エントリー カーボン | ULTEGRA DISC、105 DISC |
VIA NIRONE 7 | エントリー アルミ | 105、SORA |
エンデュランスではCountervail®(カウンターヴェイル)フレームを採用したモデルはありませんでしたが、新しく「INGINITO CV」が追加されました。
モデル名の後につく「CV」はカウンターヴェイルを表しています。
ビアンキはエントリークラスからミドルクラスのラインナップが多く、ディスクブレーキ採用のモデルの選択しが多くコストパフォーマンスもよいです。
ロードバイク界の老舗メーカーで現存する最古の自転車ブランドです。ブランドカラーの淡いグリーンは「チェレステ」と呼ばれ親しまれています。
歴代の名選手が活躍した老舗ブランドということでもともと年齢層高めのファンが多いところに、チェレステカラーが若い女性に人気となっています。
創業1885年でロードレースの世界では100年以上も前から現在に至るまで輝かしい成績を収めており名門中の名門ブランドです。
BIANCHI(ビアンキ)は1997年からスウェーデンの自転車王といわれるサルバトーレ・グリマルディのサイクルヨーロッパの傘下のブランドとなりました。
現在、サイクルヨーロッパ・ジャパンではビアンキの他にPEUGEOTとGITANEを取り扱っています。
BIANCHI(ビアンキ)にまたがって活躍しててきて名選手達とともに注目されてきたのが、BIANCHIのブランドカラーである「チェレステ」です。
近年はツール・ド・フランスなどのトッププロのレースでは上位に食い込むことが少なくなっていました。
しかし、最近では第一線にレース機材を提供し結果を残しています。
BIANCHIの売りが「Countervail®(カウンターヴェイル)」と呼ばれる振動を除去する革新的な素材です。
「Cyclist」さんの「選手が『劇的に速くなった』と口を揃える ビアンキの革新的素材『カウンターヴェイル』の実力に迫る」 という記事に「カウンターベェイル」の振動除去機能についてわかりやすく書かれています。
カウンターヴェイルのすごさを示す動画や選手の感想もあるので興味ある方はご覧になってください。
カーボン素材の層の中にこのカウンターヴェイルの層を織り込むことによって振動の低減に効果があるようです。
この素材を採用したモデルは、上位モデルとレース向けのミドルモデルに標準装備となっています。
標準装備となっていないモデルにはモデル後にCVと略して付されています。
2009年に直営店第1号としてオープンした東京外神田を皮切りに都内を中心に直営ショップ10店舗を展開しています。
ビアンキストアでは最新モデルやコンセプトモデルの情報などにいち早く触れることができます。
各店に試乗車が用意されているので気になるモデルがあれば試乗してみましょう。
正規代理店の中でもビアンキのフラッグシップモデルを扱うことができ、よりきめ細やかなサービスが提供できるショップです。
西日本で初めてワイズロード京都のショップ内にショップインショップという形式でビアンキ京都がオープンしました。
【お買い得な時期】
ビアンキバイクストアでは定期的にセールがおこなわれます。
予算的な面では購入に踏み切れなかった方やこの時期まで待てる方はお得に買うチャンスです。
GIANT(ジャイアント)はもともとフレームの下請け会社でオリジナルの自転車は作っていなかったんだよ。
いまでは自転車業界を牽引する一大メーカーです。
女性用の「Liv」でも名称は変わりますが同じラインナップになっています。