ロードバイク選びで失敗が多い2つの理由と大前提「15」

自分に合ったロードバイクをどうやって見つけたらよいのかわかりません。

せっかく買ったのに乗らなくなったら嫌なので失敗しないコツがあれば知りたいです。

ロードバイク選びで失敗する人は多いんだよ。

失敗する理由をひとことでいうなら「知らない」からだ。

ロードバイク選びで失敗する2つの理由

サイズ選びを誤る

サイズ選びのミスとしてよくある事例はつぎの2つです。

  1. 在庫特価品などを割引価格に負けて無理なサイズのロードバイクを購入してしまうケース
  2. ネット通販や中古品などで適合するサイズをよく確認せずに購入してしまうケース

1.の場合は、ショップ側も在庫品を処分したいがために多少サイズが合わなくても販売するケースがあるので注意しないといけません。

2.の場合はそもそもサイズの選び方を知らないのに身長の目安などを信用して購入してしまうケースが多いです。売主側も売るためにサイズの許容範囲を広めに伝え、適正なポジションがだせない可能性があるにもかかわらず許容範囲であるかのような記載の仕方をしているケースが多いです。

サイズ選びについては前パートの「ロードバイクのフレームについて」で詳しく説明しているのでそちらをご覧ください。

使い方や必要な機能をよく考えずに購入する

ロードバイクが欲しいと思い立ったら何も情報収集しないまますぐに買ってしまうような方は失敗しやすいです。

せめて経験者やメンターとなるような人に相談すればよいのですが、思い立ったが吉日ですぐに購入してしまうようなタイプの方は要注意です。

なぜなら、ロードバイクの使用目的にたいして適切なロードバイクが選べていないからです。せっかく買ったロードバイクで走っていても快適で楽しくないからです。

たとえば、クルマを購入する際に、人の移動手段として使うのか、荷物を運ぶために使うのか、何人まで乗車できる必要があるのか、どのぐらいの荷物を載せるのか等を考えてから購入しますよね。

それと同じことをロードバイクでもすればよいだけです。常に大人が4人乗車するような使い方で軽自動車を選んだり、荷物をたくさん積むような使い方なのにセダンやクーペの乗用車を選ぶと使いにくいですよね。

購入する前にロードバイクの使用用途や性能をしっかり考えておくことが必要です。

こちらについては次のチャプターでみていきます。

ロードバイクを始めるための大前提「15」とは?

初めて買うロードバイクにいくら出せばよいのか?

はじめてロードバイクを購入しようと思っても、たくさんのメーカーやたくさんの種類があり、違いがわからず悩んでしまいます。

また、ロードバイクとして販売されている自転車の価格は、2万円程度から100万円を超えるものまであります。価格帯が広いため、どの価格帯のロードバイクを購入すれば良いのか迷ってしまいます。

もちろん高額なロードバイクにはそれ相応の理由があるのですが、2万円のロードバイクも100万円のロードバイクも初心者からみれば違いがわかりません。見た目が変わらず自転車として使用できるのであれば安いロードバイクで良いと考える方が出てくるでしょう。

しかし、ネット通販などで実売2~5万円程度で販売されているものは、いわゆる「ルック車」といわれるものです。外観はロードバイクですが、実際にロードバイクとしての機能性を備えているか疑わしいものです。

これからロードバイクをスポーツや趣味として始めようという方には、このようなロードバイクはおすすめしません。

ロードバイクを始めるために必要な資金

15万円

先に結論を申し上げると、15万円以上かかります。

金額よりも先ずはロードバイクメーカーが販売しているロードバイクを選ぶことが重要です。

それだけで見た目だけのロードバイクを避けることができます。

調べ方は簡単、ネット検索してメーカーの公式ホームページや代理店のホームページがあれば問題ありません。

皆さんが普段ネットショッピングで利用している大手のショッピングモールや特定のショッピングサイトにしか出てこないメーカーやブランドのものは残念ながら見た目だけのロードバイクです。

そして、知っていただきたいのがロードバイクメーカーがロードバイクとして販売している最低の価格帯が10万円~15万円程度ということです。

つまり、この約10万円という金額がロードバイクとしての品質基準であるといえます。実際にはロードバイクの車体以外にもペダル、シューズ、ヘルメット、ウェア、ライト、空気入れ等アイテムやウェアをそろえなければならないため、別に最低でも5万円程度はかかります。車体10万円+その他5万円=合計15万円です。

結論として「ロードバイクを始めたいなら最低でも15万円は用意しないとダメですよ!」ということです。さらに、もっともベーシックなロードバイクで計算しているということをあえて申し上げておきます。

価格が安いからといって、安易にロードバイクと称して売られているものを購入すると、購入後いろいろと後悔することになってしまいます。

現に、ロードバイクを購入後「すぐにロードバイクを買い直した人」や「ほぼすべてのパーツを交換した人」を私はたくさん見てきました。どちらのタイプの人もロードバイクを購入したあとで追加でたくさんの出費をすることになっています。

結果的に最初からよく考えてロードバイクを買っておけば良かったと後悔する結果になっています。

ロードバイクの選び方のパートの冒頭でいきなり価格の話から始めることになりましたが、上記のように、ロードバイクの入門者や初心者の方が最初のロードバイク選びで失敗しないようにと思いあえて最初に書いています。

15万円といいましたが、正直なところ20万円以上は用意しておいた方がよいです。

ロードバイク以外にもいろいろとお金がかかります。

フィットネスクラブの月額利用料がだいたい1万円ぐらいなので、20万円のロードバイクとしても2年経たずに元は取れますね。

ロードバイクは最初だけ大きな費用がかかりますが、維持費用はそれほどかからず、ずっと使えるのでその点もよいですね。