ロードバイクの「買い方」というパートのタイトルになっていますが、完成車を買うのではなく自分でフレームやパーツを選んで組み立てることを第一におすすめします。
わたしが組み上げるのは無理かもしれませんが、自分で好きなものを選べることはよいですね。
「ロードバイクの買い方」というパートのタイトルにはなっていますが、その回答として「バラ完」と呼ばれるフレームから自分で組み立てることををおすすめします。
一般的には「バラ完」と呼ばれることが多いですが、すべて自分で組み立てる場合と、ショップや組み立てられる人に個人的に頼んで組み立ててもらう方法とあります。
組み立てるといっても具体的には、フレームセットという単品で販売されているフレームを選び、それに使用用途に応じたコンポーネントや好みのパーツを組み付けることです。
自転車はクルマやバイクと異なり構造が単純です。そのため、自分で好きなフレームやパーツを選んでロードバイクを組み立てることが簡単にできます。
工具を使って何かを組み立てたり、機械やクルマ・バイクのメンテナンスをしたことがある方ならロードバイクを自分で組み立てることが十分可能です。
とはいえ、自分で組み立てることが難しいと感じる方はロードバイクについてひととおり学んだのち、パーツを選ぶところまでは自分でやってみましょう。ロードバイクのメンターがいる方はメンターに相談してパーツを選んでも良いでしょう。
ただし、自分の命を預けることになるのでしっかり知識を付けて組み上げて下さい。
自分で組立 | オーダー | 完成車 | |
---|---|---|---|
パーツの選定 | 自分 | 自分orショップ | メーカー |
組み立て | 自分 | ショップ | メーカー |
乗り出し後のパーツ交換 | 基本的になし | 基本的になし | 可能性大 |
買い直し・買い増し | なし | なし | 可能性あり |
メリット |
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デメリット |
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自分で組立 | |
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パーツの選定 | 自分 |
組み立て | 自分 |
乗り出し後のパーツ交換 | 基本的になし |
買い直し 買い増し |
なし |
メリット |
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デメリット |
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オーダー | |
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パーツの選定 | 自分 or ショップ |
組み立て | ショップ |
乗り出し後のパーツ交換 | 基本的になし |
買い直し 買い増し |
なし |
メリット |
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デメリット |
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完成車 | |
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パーツの選定 | メーカー |
組み立て | メーカー |
乗り出し後のパーツ交換 | 可能性大 |
買い直し・買い増し | 可能性あり |
メリット |
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デメリット |
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自分で組み立てることをおすすめする理由を各項目ごとにみていきます。さきほどの表を確認しながら見ていきます。
自分で組立 | オーダー | 完成車 | |
---|---|---|---|
パーツの選定 | 自分 | 自分orショップ | メーカー |
身近にロードバイクに乗っている人がいれば直接相談してみてもよいでしょう。ネットで商品レビューを見たり、パーツ交換のブログ記事を見たりすることで、先輩ローディーがどんなパーツに不満でどんなパーツに交換しているのか情報収集できます。
自分で組立 | オーダー | 完成車 | |
---|---|---|---|
組み立て | 自分 | ショップ | メーカー |
組み立ての過程でロードバイクに対する知識や整備ノウハウが蓄積されます。これはたいへん重要なことです。
ロードバイクはクルマやバイクのように半年や1年に1回程度のメンテナンスで走り続けられるような乗り物ではありません。マメにメンテナンスをしないといけません。
メンテナンスの頻度やメンテナンス箇所は人によってまちまちですが、ロードバイクはマメにメンテナンスしながら走ります。どんなスポーツでも道具やボールなどをメンテナンスしますよね。それと同じようなことです。
メンテナンスができない人はロードバイクに乗る資格がないとハッキリいいきる人もたくさんいます。
実際、完成車を買っても最低限のメンテナンスとトラブル対処ができる知識と技術は身につけないと遠出できません。
自分で組立 | オーダー | 完成車 | |
---|---|---|---|
乗り出し後のパーツ交換 | 基本的になし | 基本的になし | 可能性大 |
買い直し・買い増し | なし | なし | 可能性あり |
実はここが一番重要なポイントで、自分で組み立てるのは一見遠回りでコストが高いですが、実は一番上達が早く、一番コストが安くつくと強く申し上げたい。
完成車はコストを抑えるために少なからずグレードを落としてるパーツがあります。タイヤ、ホイール、サドル、メーカーオリジナルのコンポーネント、ステム、シートピラー、ハンドルなどはその典型です。
ロードバイクに乗り出して経験や知識がついてくると、必ずといってよいほどそのコストダウンのためにセットアップされたパーツを交換します。
実際に完成車を購入した状態のままずっと乗り続けている人はまずいません。また、それなりに経験を積んで2台目を買う人の多くは完成車を購入しても乗り出す前にこれらのパーツを交換してしまいます。
たとえば、タイヤとホイールは交換するとダイレクトに差が感じられるパーツで多くの方が交換します。コンポーネントについてはシマノ以外のメーカーオリジナルのコンポーネントが使われている場合シマノ製に交換します。その他のパーツは、ポジションを改善するために交換するパーツですが、軽量化や衝撃吸収のためにカーボン製に交換する人が多いです。
なかにはコンポーネントやパーツを一式交換して、初期の状態から残っているのはフレームだけという人もいます。早々に2台目を買い増す人もいます。最初からよく検討して買えば良かったという人が実に多いのです。
このような購入後の「パーツ交換」や「グレードアップ」は、知識を持たずに完成車を購入した人のあるあるです。ローディ(ロードバイクに乗る人のこと)の誰もが通ってきた道です。
完成車にセットアップされたパーツを交換することになると「完成車購入金額+交換パーツ金額」となります。しかも取り外したパーツはもう使いません。結果的に、後からパーツを交換するのであれば最初からその交換するパーツで組立てておいた方がトータル金額で安くつきます。
自分で組立 | オーダー | 完成車 | |
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メリット |
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デメリット |
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5メリット | |
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自分で組立 |
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オーダー |
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完成車 |
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6デメリット | |
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自分で組立 |
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オーダー |
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完成車 |
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もし、いちから自分で組立てる場合は、組立てるための知識や組み立てのための工具代も必要になってきます。
しかし、乗り出してからのメンテナンスは自分でできるためショップに払う工賃はかかりません。遠出をしても余程のトラブル以外は自分で対処できます。長く続ければ続けるほど元は取れます。
これまで見てきたとおり、ロードバイクに本気で取り組む方や継続して続ける方にとっては自分で組み立てることのメリットは明らかです。他方、デメリットは最初に、時間と労力、コストがかかるという点です。
どういう買い方をするにせよロードバイクが欲しいと思い立ったからといって飛びついて完成車の購入をしないことです。
まずはロードバイクについて情報収集をしてしっかり学びましょう。つぎに自分の乗り方にあったロードバイクを良く吟味してください。そのうえで、自分で組み立てること、オーダーで組立てることを検討してみてはいかがでしょうか。
たしかに。
すでに私も早くロードバイクがほしくなってきてます。
「急いては事をし損じる」っていいますよね。