ロードバイクの種類

ロードバイクにも種類があるのですね。

全部同じに見えてしまいます。

ロードバイクは骨組みだけの乗り物なので基本的な形はみな同じです。

どの種類のロードバイクを選べば良いか考えながら読んでみて下さい。

ロードバイクの種類

ロードバイクの種類

そもそも何をもってロードバイクと定義するかによって分類も変わってきます。ここではどんなロードバイクの種類があるかということを知ってもらい、あなたにぴったりのロードバイクを選んでもらうことが目的です。

日本国内では未舗装路の道路はほとんどなくロードバイクといえば舗装路を走るというイメージがとても強いです。しかし、ヨーロッパでは未舗装路や石畳の道路が当たり前にありロードバイクでもそういった悪路を走行することが普通の認識です。

そのため、舗装路向けのモデルを狭義のロードバイク、未舗装路も走れるモデルを含めたものを広義のロードバイクとして広く捉えて分類しています。参考までにシクロクロスも図の中に入れています。

国内で一般的にロードバイクと認識されているのは、上図「狭義のロードバイク」中の「コンペティション系」と「エンデュランス系」の2つになります。

「コンペティション系」はスピード重視でレース向けに特化したもので、「エンデュランス系」は振動吸収性を高め疲れにくくすることで長距離走行に特化したものと認識してもらえばよいです。

初心者におすすめのロードバイク

コンペティション系

コンペティション(competition)は、競争や競技の意味でレース向けの意味です。

レース向けに設計されており、レース以外でも高速域でビュンビュン走りたい人や峠に魅せられた人におすすめのモデルです。

ペダルをこげばこぐだけ応答してくれるロードバイクといえるでしょう。ただし、その分、足への疲労も相当もたらされるため、脚力がない初心者や入門者にはあまり向かないといえましょう。

ただし、将来的にレースやヒルクライムをやろうという本格志向の方はこのカテゴリーから選ぶことをおすすめします。

あなたの走り方がハッキリ決まってきてからコンペティション系で2台目を買うのもありです。

コンペティション系のなかでも、高速走行を重視したエアロモデル、坂の登り(ヒルクライム)を重視した超軽量モデル、登りも降りも平地もこなすオールラウンダーモデルのおおきく3つに分類されます。

オールラウンド

DeRosa Idol
Idol©DeRosa Japan

最初から本格的にやるつもりの方や資金的に余裕がある方は、初めて買うロードバイクであってもこのコンペティション系のオールラウンドモデルを買っておけば間違いないでしょう。

後からグレードアップするパーツも少なくなるため、トータルでの支出額が減る可能性は高いです。

近年は全体的にエアロ化が進んでおりオールラウンドタイプにもエアロ化が進んでいます。

ヒルクライム

BH Ultralight
Ultralight©BH Bikes Japan

ヒルクライム用(のぼり専用)のロードバイクとして販売されている完成車は一部しかありません。

そのため、ヒルクライム向けの軽量なフレームセット(単品販売のフレーム)に軽量なパーツをセットアップして組み上げることが多いです。

上った後は必ず下るので軽量化だけでなくブレーキの性能も重視しましょう。

エアロ

TREK Madone
Madone9.0©TREK Japan

カーボン素材の普及と加工技術が進歩し軽量化が行き着くところまで進んだ結果、エアロ性能を高めて空気抵抗を極力軽減したフレームが好まれるようになってきています。

通常ディープホイールをセットアップするためこぎだしは少し遅いかもしれませんがある程度速度がのってからの速度域の維持力はやはり違います。平地を中心に一日に200kmなどの長距離を走りたい方にはおすすめのモデルです。

エンデュランス系 初心者におすすめ

GIANT_DEFY
DEFY_ADVANCED_PRO1©GIANT Japan

エンデュランス(endurance)は、持久力や耐久性の意味で、長時間・長距離を走ることを前提にしたモデルです。

コンペティション系のバイクよりアップライトな姿勢で振動吸収性の高いフレームを採用しています。

ホイールもスポーク数の多いものを採用して振動吸収性の高いものセットアップし、少し太めの安定感のあるタイヤをチョイスすることで疲れにくくする工夫がされています。そのためフィットネスやツーリングメインで使うユーザーにもおすすめです。

初心者向けに乗り味をマイルドにしたものを「コンフォート(comfort)」というカテゴリーで取り扱っているメーカーもあります。

疲れにくいため初心者の最初の一台目にはおすすめのモデルです。

TTバイクその他

BMC Timemachine02
Timemachine02©BMC Japan

トライアスロンが目的の方はTTバイクを選びましょう。タイムトライアルにでる必要がある方はこのサイトの訪問者の中にはおそらくいないと思うので割愛します。

グラベルロードがベストチョイスの方はダートや林道など基本的に未舗装路を走ることをメインに考えている人です。MTBでは少し重くてサスペンションによるペダリングロスが大きいと思うような方です。
だたし、クルマが走行するようなある程度パックされた未舗装路でしか使用できません。

完全なオフロードの場合はシクロクロスやマウンテンバイクの方がおすすめです。

レースにでるつもりはなく、好んで坂をのぼるつもりもないので、わたしにはエンデュランス系のロードバイクが良さそうですね。