コメント:パンくずリストはコピペでOK
スペックと聞くと、「ハイスペック男子」など人に使われているのをよく聞きます。
パソコンでもよく使われますね。もともとは製品の評価に使われていたデータのことで現在では「性能」という意味で使われます。
それではロードバイクのスペックについてみていきましょう。
ロードバイク選びで失敗しないために避けて通れないのがスペックの理解です。
もちろんロードバイク選びだけでなく購入後のメンテナンスやグレードアップの際にも欠かせない知識となります。
「スペックて何?」という人のためにスペックについて説明しておきますと「仕様」のことです。仕様が一覧表になった「仕様書(表)」のことをさす場合もあります。英語の「specification」の略でカタログなどには「SPEC」と表記されることも多いです。
スペックをわかりやすくいうと、「ある完成車がどんなパーツを使って組み立ててあるか」ということを細かく書いてある一覧表のことです。
最初からすべてを理解することはできませんが、カタログやメーカーのWEBサイトに載っているこの「スペック」を理解できるようになりましょう。
スペックには、サイズ展開、設定カラー、フレームやフォークの詳細、使用されている各コンポーネントのグレード、セットアップされるホイールやタイヤのメーカー・グレードなどが記載されています。
こと細かにスペックが記載されているメーカーもあれば、最小限しか記載されていないメーカーもあります。自動車やバイクのように表示に関する規約がないためメーカーごとで表記内容はまちまちです。
ひとまずスペックの各項目が何を意味するのか、項目に書いてある内容がどんな内容か、大まかに分るようになればOKです。
少し古いですがコルナゴのカタログからスペックの一部を掲載しています。今はもう発売されていない「CLX3.0」というモデルです。同じCLX3.0でもセットアップされるコンポーネントが電動変速のアルテグラDi2、アルテグラ、105の3種類から選択できるようになっています(画像の青線囲み参照)。
コンポーネントにシマノのグレードをうたっていてもメーカーオリジナルパーツを混ぜているメーカーが多いなかでコルナゴはすべてのコンポーネントを統一して採用している数少ないメーカーです。
グレード間の比較をしてみると、フレームに関してはすべて同じですが、コンポーネント以外のパーツではホイール、ハンドル、ステムが異なっていることがわかります。
スペックを読めるようになるためには、以下の2つの内容がわかる必要があります。
先ほどのスペック画像にあるCLX3.0ULTEGRAのクランクの項目をみてみましょう(画像の赤線囲み交差部分参照)。
スペックに「CRANK SET」という項目があります。まず、クランクもしくはCRANK SETと聞いてロードバイクのどの部分のパーツかわかる必要があります。
次に、CRANK SETの項目に書いてある内容が「SHIMANO ULTEGRA 50×34」です。メーカーがシマノで、グレードがアルテグラ、チェーンリングはコンパクトクランクと呼ばれるおアウターリングのギヤが50歯、インナーリングのギヤが34歯であることがわかります。
このスペックには記載されていませんがメーカーやモデルによってはフレームサイズによってセットアップされるクランクの長さが違う場合があり、クランク長の記載がされている場合もあります。
上の例は、初心者の段階では、細かすぎてわかりにくく、見過ごしてしまいます。しかし、自分にぴったりのロードバイクを求めるならば、チェーンリングの歯数(ノーマルクランクかコンパクトクランクか)やクランクの長さは非常に重要な項目になってきます。
最初の段階では、前パートの「ロードバイクとは」に出てきたロードバイクの各部名称とその役割がおおよそ理解できていれば大丈夫です。項目の内容は、複数のメーカーやグレードがあるため初心者の段階ですべてを把握するの難しいです。
また、初心者の内はセットアップされているパーツの情報がわかるだけで、実際の使用感などまではわかりません。ロードバイクについて興味を持って学習し、各メーカーのカタログやWEBサイトを比較したり、雑誌やWEBでのレビューなどで情報収集しているとだんだんスペックが読めるようになってきます。
そして、スペックが読めるようになってくると、いろいろと発見がおきるはずです。たとえば、同じグレードのコンポーネントを使用しているロードバイクでもメーカーによって10万円以上価格差があることに気がつくでしょう。逆に、同じ30万円の価格帯の完成車を比較してみてグレードの違うコンポーネントがついている場合があることにも気がつくでしょう。
そのような価格差がなぜ生じるのかをスペックからある程度は読み取れるようになってくれば、スペックが読めるようになってきた証拠です。
スペック以外の部分の価格差は、メーカーのブランドの差、最終的に組立てを行う製造国、為替変動の影響、フレームの材質や製造方法、セットアップされるホイールの価格差などであったりします。ブランド力の差や製造国による人件費の差などは具体的に比較して計算するつことはできませんが、ロードバイクを構成するパーツは比較することができます。
駆動・制動・変速に関するパーツ群を「コンポーネント」または「コンポ」といいます。「コンポーネント(component)」とは「構成要素」の意味です。
オーディオの「コンポ」なら聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。アンプ、プレーヤー、スピーカーなど自分の好きな機器を組み合わせて音響を楽しむオーディオのコンポと同じように自分の好きなパーツを組み合わせてロードバイクを組むことができます。
ただし、ロードバイクに関しては現在3つのコンポーネントメーカーで占められた状態となっています。
日本国内で購入できるエントリーグレードのロードバイクには、ほとんどがシマノ(SIMANO)もしくはメーカーオリジナルのコンポーネントがセットアップされています。
シマノ(Simano)は日本が誇る世界最大の自転車パーツメーカー。
プロレース用から廉価な普及グレードまで展開していて、価格・性能・信頼性すべてにおいてトップメーカーです。
ツール・ド・フランスに出場するチームの8割がシマノのコンポーネントを使用しています。
ほぼすべての補修パーツが入手可能でアフターサービスやメンテナンスを考えても日本にいるならシマノを選ばない理由がないです。
カンパニョーロ(Campagnolo)はロードレースとともに発展してきたイタリアの老舗パーツメーカー。
そのためヨーロッパのメーカーの完成車に採用されていることが多いです。
日本ではシマノがあることと他のメーカーと比べると高額な価格設定のためあまり見かけません。
しかし、その歴史やブランドから常にローディ(ロードバイク乗り)があこがれるメーカーであり日本にもコアなファンが多くいます。
スラム(SRAM)はもともとマウンテンバイクのコンポーネントを出していたアメリカのパーツメーカー。
そのためアメリカのメーカーの完成車に組まれていることが多いです。
日本ではあまり見かけることがありませんが、シフトのアップ・ダウンをひとつのレバーでおこなう独自の変速システム「ダブルタップ」やワイヤレス電動シフト「etap」が有名。
Simano
シマノ |
Campagnolo
カンパニョーロ |
SRAM
スラム |
---|---|---|
SuperRecord (EPS)
スーパーレコード(イーピーエス) |
||
Dura-Ace (Di2)
デュラエース(ディアイツー) |
Record (EPS)
レコード(イーピーエス) |
Red (etap)
レッド(イータップ) |
ULTEGRA(Di2)
アルテグラ(ディアイツー) |
Chorus(EPS)
コーラス(イーピーエス) |
Force
フォース |
Potenza11(旧Athena)
ポテンツァ11(旧アテナ) |
Rival
ライバル |
|
105(Di2)
イチマルゴ(ディアイツー) |
Centaur
ケンタウル |
Apex
アペックス |
TIAGRA
ティアグラ |
Veloce
ベローチェ |
|
SORA
ソラ |
||
CLARIS
クラリス |
三大コンポメーカーのおおよそのグレード比較表になります。
シマノ以外のメーカーは日本国内では割高なうえアフターパーツの確保が難しく、時間がかかるなど、余程のこだわりがなければシマノを選んでおくのが無難です。
基本的にメーカーをまたいでの互換性はありません。同一メーカーであればグレードが異なっても変速数が同じであれば交換できるように互換性をもって設計されています。
しかし、同一のグレードグループで一定の性能が出せるように設計されているためなるべく同じグレードでそろえた方が良いでしょう。もちろん互換性があればグレードを混ぜても問題ありません。
メーカーが異なる場合やメーカーが同じでも変速数が異なる場合は互換性はありませんので、後々のグレードアップの可能性を含めてよく確認しておきましょう。
シマノの場合は、105より上のグレードはリヤ11速もしくは12速、ティアグラはリヤ10速、ソラはリヤ9速、クラリスはリヤ8速、となっています。後のアップグレードを考えるなら105以上から始めるのがよいです。
現在、各メーカーの上位グレードには電動シフトチェンジがラインナップされています(表中の太文字箇所)。初めてロードバイクを買おうという方には予算的に厳しいかもしれませんが、将来的にレースやブルベなどのロングライドを考えている人は検討してみるのもよいでしょう。
コンマ秒を競うレースでは正確なシフトチェンジが重要で、電動シフトの正確な変速はいざという勝負所でのシフトミスを防いでくれます。
しかし、レースに出場しなくても、ロングライドで疲労が溜まってきた時やチェーンが外れるのがこわくてフロントディレイラーの変速をおこなわない初心者の方などにとっても電動シフトの実用上のメリットがあります。
著者も電動シフトのロードバイクを所有していますが、ロングライドをする方には追加で出費する価値は十分あると感じています。
いまではディスクブレーキの方が主流となってリムブレーキのロードバイクの方が少なくなりました。山岳ライドがすきで峠をたくさん越える方やトレーニング目的でヒルクライムをする方は下りのことを考えてディスクブレーキ仕様を選択するのもありです。
私自身、山岳ライドに良く行くのですが10%以上の下りが続いた場面でカーボンリムが熱くなりすぎてリムを壊してしまった経験があります。
ただし追加でディスクブレーキ仕様のロードバイクを購入する方は注意しなければいけない点があります。スルーアクスルというクイックを通す部分の径が大きくなるため、今まで使えていたスタンドや車載キャリアなどが使えなくなります。またそのスルーアクスルの径もメーカー間で規格の足並みが揃っていない状態です。
日本に住んでいる私たちはシマノ以外のメーカーにする特別な理由がないかぎりシマノにしておくと価格面はもちろん補修パーツの入手などあとあと無難です。
先ほどの表にはあえて重量と金額はのせていませんが、上位グレードほど軽量・高額になります。最初からDura-Aceなどのハイエンドコンポは必要ありません。
購入資金に余裕がある方はアルテグラをおすすめします。理由は、趣味やスポーツ用途では上位のデュラエースとの価格差を体感できないと思うからです。その分の価格差は他のパーツやサイクルウェアに回した方が有意義です。しかし、最初からアルテグラで購入する予算がある方は少ないと思います。また、そこまでハマってやるかどうかわからないという方も多いでしょう。
ということで、現実的なところで次の105がおすすめです。先ほどリヤ11速もしくは12速が105から上のグレードであることを話しました。その点、のちのちのアップグレードを考えると105から始めるのがおすすめです。リア10速のティアグラからアップグレードしようとするとコンポーネント一式交換になってしまいます。
ただし、現在は11速と12速が混在している状態なので11速を買って将来的に12速にする可能性がないか等は考慮しておきましょう。
ロードバイクのパーツの中でも、アップグレードの効果がもっとも得やすいといわれているのがホイールとタイヤです。逆にいえば、完成車の中で一番コストダウンしてあるパーツともいえます。それをふまえて、ホイール・タイヤを確認しておきましょう。
ホイール・タイヤの主な構成要素は、回転軸になるハブ、タイヤをやチューブをはめブレーキシューで挟んで制動力を受けるリム、リムとハブを適度な張力でつなぐスポーク、スポークの張り具合を調節するニップル、地面に直接接地し動力を直接伝達するタイヤ、空気を入れるインナーチューブ、スポーク穴を塞ぎパンクを防止するリムテープです。
タイヤの規格が3種類ありますので知っておきましょう。そのタイヤの種類に応じてリムの形状も異なります。そのためタイヤを交換する場合は所有するホイールのリムの形状に対応したタイヤを用意しなければいけません。
ただし、完成車については一部のハイエンドモデルを除いてクリンチャータイヤがセットアップされています。そのため、最初はクリンチャータイヤについての知識とメンテナンススキルを身につけましょう。
以下にそれぞれのタイヤについて詳しく書いていますが、最初はクリンチャーのみでよいです。
クリンチャー | チューブラー | チューブレス |
---|---|---|
ママチャリと同じ形式で、タイヤとリムの間にチューブを入れてチューブに空気を入れます。 性能面ではチューブラーに劣りますが、最近はカーボンの加工技術が向上し性能が向上したためプロのレースでも使用されています。 パンク時はチューブ交換だけで済み、簡易で経済的です。その点、初心者向きで、タイヤの選択肢も多いのでまずはこのクリンチャーから。 クリンチャータイヤは、チューブレスホイールにチューブを使用しても使用できます。 |
筒状のタイヤの中にチューブが縫い込まれて、タイヤとチューブが一体化されている。 そのため真円に近く摩擦抵抗が少なく、コーナーでバンクさせたときの性能が特に高い。走りにこだわるならチューブラーです。 ホイールにはリムテープやリムセメントで接着するため、パンク時はタイヤごと交換になるためコストがかかる。 クリンチャーよりリム打ちパンクなどの耐性は強く、パンク時も急激に空気が抜けにくい特性がある。 |
タイヤのビードがしっかりリムに引っかかるように作られ、チューブ無しで空気を入れられるようにしたタイヤです。 最近のクルマやバイクでは当たり前の形式ですが、ロードバイクではそれほど普及していません。初期のセットが面倒ではありますが、チューブがないため走行に関してはメリットが多いです。 パンクした場合やクリンチャータイヤを履かせる場合はチューブを入れればクリンチャーと同じように使用できます。 |
レースで使われることが多いため高価と思われがちなチューブラーですが、Vittoria(ビットリア) のRALLYのように3000円程度で購入できるトレーニング用のチューブラータイヤがあります。このタイヤを装着しても性能的にはスペックの高いタイヤを履かせたクリンチャーに勝ると個人的には感じています。クリンチャーの次はぜひチューブラーを履いてみてください。
タイヤのサイズ表記についても知っておきましょう。ロードバイクの場合は、「700C(27インチ)」と「650C(26インチ)」がありますが現在は「700C」が一般的です。
タイヤサイズの表記については複数の表記方法があり最初の段階から細かいことは覚える必要はありません。ひとまず標準的なロードバイクのタイヤ「700×23C」という表記が何を意味するかだけわかれば十分です。
最初の「700」は先ほどの700C(27インチ)のことです。次の「23C」タイヤ幅、厳密にはタイヤのπ(径)が23mmという意味です。もし「25C」と表記してあれば少し太めの25mmのタイヤ、20Cと表記してあれば細めの20mmのタイヤということになります。エントリーグレードには25Cのタイヤがセットアップされていることが多いです。
画像のようにパッケージに表記されています。
フレンチバルブ | アメリカンバルブ | イングリッシュバルブ |
---|---|---|
ロードバイクはほとんどがこのフレンチバルブを使用しています。 そのためイングリッシュバルブに対応したママチャリ用の空気入れは使えません。 |
クルマやバイクはこのアメリカンバルブを使用しているので知っている方も多いでしょう。 自転車ではマウンテンバイクがこの規格を採用しています。 |
ママチャリでおなじみのイングリッシュバルブです。虫と呼ばれるゴムチューブの弁を使用します。 |
基本的に「ロードバイク」=「フレンチバルブ」だと思っておいて間違いないです。
ロードバイク用にフレンチバルブ対応&高圧の空気入れが必要になります。
チューブは素材が2種類あります。流通しているほとんどのチューブがブチルチューブなので指定しない限りラテックスチューブを使うことはありません。
ブチルチューブの価格の2~3倍もする高価なラテックスチューブですが手に取ってみると違いがわかります。価格同等もしくはそれ以上の価値があると感じられるでしょう。
ラッテクスチューブをぜひ使って見て下さい。
リムの素材はカーボンとアルミ、もしくは両者のよいとこ取りをしたハイブリッドタイプがあります。
はじめはアルミで十分です。
エントリークラスのセットアップホイールはスチールの場合があるのでその場合はステップアップとしてアルミを検討してください。
カーボンはレースやロングライドイベントなどにでるようになったら検討して下さい。
リムハイトとはリムの高さのことで、このリムハイトの違いによって走りに特徴が出ます。
リムハイトを高くすると空気の清流効果が高くなり、高速域での巡航速度が上がります。
カーボンリムでも多少の重量があるためこぎだしは遅くなります
横風の影響を受けやすく、ハンドルを取られやすいので、初心者には乗りにくい
リムハイトが低くなると当然リムの容量が低くなるため軽量になります。その分空気抵抗は増えます。
こぎ出しは軽いですが巡航速度は落ちます。
こぎだしが軽く、ハンドル操作がしやすいので入門者に一番おすすめです。
エアロ効果と軽量の両方を両立させた、オールラウンドなリムハイトです。
長距離を走りたい入門者におすすめします。
初心者はこぎ出しが軽い「低いリムハイト」がおすすめです。
「高いリムハイト」は横風が強いときや大型車に追い抜かれたときにハンドルが取られるのでおすすめしません。
船が帆を張って走るようなイメージになるといえば伝わるかな。
ホイールの話になると重量ばかり気にする方が多いですがハブの性能の方がもっと重要です。ハブに使用されるベアリングが走りに大きな影響を与えます。
ベアリング球はスチール製もしくはセラミック製です。高価なセラミック製のベアリングは硬度が高く、負荷がかかっても変形が少なくスムーズな回転を維持してくれます。
フリーのラチェットのノッチ数が多い方がこぎ出す際の掛かりがよくこぎだす力のロスが少なくなります。
本数、組み方、形状などこだわれば奥が深いパーツになりますが、初心者のうちはスルーしても問題ありません。
スポークの本数が少なければ軽くなりますが、その分ぶん強度が落ちます。組み方には、ラジアル組み、2クロス、3クロス、変速的な組み方など用途に応じて組み上げられています。ロードバイクは通常は前輪と後輪で組み方が異なります。
スポークの形状も通常の円状スポークやエアロスポークと呼ばれるブレード形状のものがあります。また中央部を軽量化のために細くし負荷のかかる両端部分を太くしたバテッド状のものもあります。
画像は後輪でトルクのかかる駆動側の右側は左側の倍のスポーク、2:1で組まれています。スポークは扁平なエアロスポークです。
ホイールを選ぶ際に検討すべき項目を表にしておきます。見た目の格好良さと重量ばかりを気にする人が多いですが、素材の特性や耐久性などを考慮し使用用途に合ったものを選びましょう。
リムハイト | 高い | 低い | 中間 |
---|---|---|---|
リム素材 | カーボン | アルミ | ハイブリッド |
ハブ・ベアリング | セラミック | スチール | |
スポーク | 組み方 | 素材 | 形状 |
重量 | 軽い | 重い |
ロードバイクらしさを象徴するドロップハンドルですが、ドロップハンドルには大きく3種類の形状があります。
自分に合ったハンドルを見つけるためにはある程度走り込んでからでないとわからない面があります。
自分に最適なドロップハンドルを考慮する際には、ハンドル幅、リーチ(前方への突き出し)、ドロップ(上ハンドルと下ハンドルの落差)という3つの寸法を理解しておく必要があります。
ステムはその装着するステムの長さによりハンドルの前後位置の調整をおこなう役割を持っています。
ドロップハンドルの装着角度を固定するパーツでもあります。
また、ハンドルへの振動に最も影響があるパーツであるため、振動を緩衝するパーツとしてカーボン製のステムに交換する人もいます。
サイコンやスマートフォンなどのデバイス類を装着する場所としても利用されます。
初心者向けほどパッドが厚くクッションがありますが、逆にペダルをこぐエネルギーをも吸収してしまうためレーシーなモデルほど薄く固くなっていきます。
尿道圧迫を軽減するスリットの入ったサドルや女性向けの専用サドルなど様々な種類があります。自分に合ったサドルを見つけましょう。
人にもよりますが「サドル沼」といわれるほど自分に合ったサドルを見つけるのは奥深いこのようです。
シートポストはシート高を調整する役割を持っていますが、サドルへの衝撃吸収をする役割もになっています。
レースグレードのモデルでは空力・衝撃吸収性・軽量化を考慮してフレーム一体型のインテグラルシートポストを採用するフレームもあります。
ペダルは完成車に付属していません。理由は使用者に合わせて適切なペダルを選べるようにするためです。
基本的にロードバイクはスキーなどと同じように足をペダルに固定するビンディングシューズ&ペダルを使用します。
ロードバイクに慣れるまでは足をペダルに固定しないフラットペダルを使用してもよいでしょう。しかし、なるべく早くビンディングシューズ&ペダルに移行しましょう。
今回は内容がいっぱいで頭から煙が出てきそうです(涙)